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iDeCoって何がいいの?始めるメリットと必要性をわかりやすく!

現在の年金制度は、なじみがあると思いますが、20〜60歳の国民は加入が義務づけられていて、毎月決まった金額を払わなければいけませんよね。

そんな公的年金制度は加入が「必須」ですが、実は加入が「任意」の年金制度(私的年金制度)がiDeCoなんです。

よく耳にするiDeCoについて、一体何が良いのか、あなたにとっての必要性について、わかりやすく解説します。

ずばり、iDeCoって必要?

たくさん節税できるので、60歳未満で老後の備えをしたい人にはおすすめです。

ただし、60歳になるまでお金を受けとれないので、すぐに使う必要がなく、将来的な安心のために備えておきたい人には、ぴったりの制度と言えるでしょう。

iDeCoってなに?わかりやすく

iDeCoは自分で選べる年金制度です。

通常の年金は、加入が義務づけられており、決められた額を毎月支払って、65歳になると年金を受けとることができますよね。

iDeCoは、加入するかどうかは自由で、月々の積み立てる金額や、運用する方法を自分で選ぶことができ、60歳になるとお金を引き出すことができます。

加入は任意ですが、積み立てるとさまざまな税金が安くなるので、老後に備えながら節税対策をしたい方にはおすすめです。

iDeCoのお得なポイント3つ

iDeCoの最大の特徴は「節税」メリットです。

  • 積み立てたお金が全額控除
  • 投資の利益が全て非課税
  • 受けとりにかかる税金が少ない

積み立て、投資の利益発生、受けとりの3段階のタイミングで、節税のメリットを得られます。

積み立てたお金が全額控除

iDeCoで積み立てたお金は、全額が控除の対象となります。これによって、住民税と所得税が少なくなります。

例えば、300万円の収入がある場合、300万円に対して10%の住民税と所得税がかかります(60万円分)

しかし、iDeCoで年間12万円積み立てた場合、本来課税される300万円から、積み立てた分だけ差し引かれるので、288万円に対して10%の住民税と所得税がかかるということになります(57.6万円分)

その為、iDeCoで積み立てた方が3.4万円分お得になります。

ただし所得税は所得によって税率が異なり、収入が高いほど節税のメリットが高くなります。

投資の利益が全て非課税

通常の投資では、利益に対して約20%の税金がかかりますが、iDeCoで運用して得た利益には、全て非課税となり税金がかかりません。

例えば5万円の利益が出たとき、iDeCoで運用した方が1万円以上もお得になるということです。

受けとりにかかる税金が少ない

iDeCoで積み立てたお金は、60歳以上で受けとることができますが、所得の扱いになるので、税金がかかってしまいます。

しかし、iDeCoでは受けとり方(一括/分割)に合わせて控除されるので、一定の額が非課税になり、税金を安く抑えられます。

iDeCoとは?

iDeCoは「個人型確定拠出年金」とも呼ばれる、国の制度ですが、以下のような特徴があります。

  • 年齢条件がある
    • 20〜64歳
  • 選べる商品は主に2つ
    • 元本確保型
    • 元本変動型(投資信託)
  • 職業によって上限額がちがう
  • 受けとり方は3種類

iDeCoには年齢条件がある

iDeCoは20〜64歳までの人が加入できます

これは、老後資金の準備を目的としているからだと考えられます。

その他に、以下の条件があります。

  • 日本在住
  • 国民年金保険料を支払っている
  • 農業年金に加入していない
  • 会社がiDeCoの加入を認めている

選べる種類は主に2タイプ

私たちの年金は、受給者の方に支払われているだけでなく、未来の世代のために投資されて運用されています。

iDeCoでは、その運用方法を自分で決める必要があります。ただそれほど難しいことはなく、自分の目的や許容できるリスクに合わせて方針を決めるだけで、細かな運用はプロが行ってくれます。

選べるタイプは大きく分けると、リターンは小さいが安定している「元金確保型」と、リスクはあるがリターンが期待できる「元金変動型(投資信託)」とがあります。

元金確保型

代表的なのは、定期預金保険商品など。金利は低く大きなリターンは見込めませんが、安心感があり、元金の安全性が高いことが特徴的です

投資などに抵抗がある場合は、こちらを選ぶのも良いでしょう。

元金変動型(投資信託)

国内外の株式や債券、REITなど。ふつうの株式投資に近いイメージですが、運用自体は投資のプロが行ってくれます

元金確保型と比べて、元金割れしてしまうリスクはありますが、その分リターンが見込めます。

またリスクがあるとは言っても、自分で株式や債券などの配分を決めることができるので、リスクを分散させて長期的に運用して、資産を増やしていくことも可能です。

職業によって上限額がちがう

iDeCoで積み立てられる金額は、働き方によって異なります。

https://www.smbc-card.com/like_u/money/ideco.jsp

iDeCoは収入の高い人ほどお得な仕組みです。

最低積み立て額は5000円からで、それ以降は1000円単位で決められます。

受給の仕方は3つ

iDeCoは60歳からお金を受けとることができますが、受給の方法は以下の3つから選べます。

  1. 全額一気に受けとる
    • 一時金として
  2. 分割して受けとる
    • 年金として
  3. 併給
    • 一時金と年金の併用

受けとり方によって税金が異なるので、手数料や退職金などとの兼ね合いも含めて、検討しましょう。

iDeCoのここに注意!2つ

メリットの大きいiDeCoですが、以下の2点には注意が必要です。

60歳まで引き出せない

iDeCoは、老後資金に備えることが目的のため、原則として60歳までお金を引き出せず、途中で解約することもできません(※)

引き出せると使ってしまうタイプの人の場合は、引き出せないことで老後の備えができメリットがあると言えますが、60歳までに使う予定のある人は慎重に検討しましょう。

※加入者の死亡時、高度障がい者のときのみ解約が可能

手数料がかかる

iDeCoは、手数料がかかることも忘れないようにしましょう。手数料は、加入時・運用時・受けとり時に発生します。

iDeCoは金融機関で口座を開設することで、運用を始められるため、管理する金融機関や年金に関わる事業所に手数料を支払う必要があります。

支払う額は金融機関によって異なるため、注意して金融機関選びを行いましょう。

なぜ今、iDeCoが必要なの?

iDeCoは国が推奨している、老後資金に備えるための年金制度のひとつです。ではなぜ、国が資産形成を推進しているのでしょうか?

近年、働く世代の若者がへり、少子化が進む一方で、高齢者は増えつづけています。

年金の大部分は、働く現役世代が納めた年金保険料から、高齢者世代へと給付されています。そのため、働く世代が減れば、実質的に給付できる年金額も減っていくこととなります。

さらに、人生100年時代とも言われ、医療の発達などによって平均寿命が伸びており、高齢者世代の増加は避けられないでしょう。

そこで、将来受けとれる年金が減り、長い老後生活が見込めることから、自分の将来のためにお金を積み立てて、老後資金に備える必要があるということです。

NISAと何がちがうの?

人生のライフイベントなどのために、運用しながら資産を増やして使いたい人はNISA、節税メリットを受けながら老後資金のために備えたい人にはiDeCoがおすすめです。

NISAとiDeCoは併用も可能なので、目的に合わせて使い分けると良いでしょう。

《NISA》

  • いつでも引き出せる
  • 運用方法を選べる
    • 投資信託で任せる
    • 株式投資で自分で運用
  • 投資の利益が非課税
  • 非課税になる期間に制限
    • 一般NISAは5年
    • つみたてNISAは20年

《iDeCo》

  • 60歳まで引き出せない
  • 運用は投資信託のみ
  • 節税メリットが大きい
    • 積み立て全額が控除
    • 投資の利益が非課税
    • 受けとり時も税制優遇
  • 年齢制限がある
    • 20〜64歳
  • 職業によって限度額が異なる

NISAはいつでも引き出すことができ、運用の仕方もプロに任せる投資信託や自分で運用する株式投資から選ぶことができます。

iDeCoは60歳まで引き出せない一方で、積み立て額の全額控除や、投資利益の非課税、受けとり時の税制優遇など、利益が非課税になるだけのNISAよりも節税メリットが高いことが特徴的です。

また、NISAは非課税になる「期間」に制限がありますが、iDeCoは「年齢」制限があり、職業によって限度額が異なる点もちがいと言えます。

iDeCoって株なの?

半分正解ですが、iDeCoは必ずしも株ではありません。

iDeCoでは、お金を預けてプロに投資して運用してもらう(投資信託)、いわゆる株のようなパターンもありますが、保険や預金といった、貯金に近いタイプを選ぶことが可能です。

ただし、保険や預金などのリスクが小さい商品は金利が低く投資信託の方が多少のリスクを負うものの、リターンを得て資産を増やしていける可能性が高くあります。

リスクとは言っても、投資信託ではプロに任せて運用してもらう上に、長期的に運用するほどリスクを分散させることが可能です。

60歳まで引き出せないことからもiDeCoは長期投資に向いていると言えるので、自分の許容できるリスクに合わせて選ぶことをおすすめします。

2タイプは組み合わせることも可能なので、投資がこわいと感じる場合は、バランスを取りながら運用していくことも良いでしょう。

まとめ

iDeCoは国がすすめる資産形成のための制度です。

無理をしてまで加入する必要はありませんが、節税メリットもあり、自分の将来のために今から備えておくと安心できるでしょう。

次回は、iDeCoの加入の仕方について詳しく解説します。

参考:https://www.bk.mufg.jp/column/shisan_unyo/b0080.html
https://www.smbc-card.com/like_u/money/ideco.jsp
https://www.a-tm.co.jp/top/securities/ideco/easy/#h_5063066831791650444747585

インドネシアの投資アプリが調達相次ぐ。中上流階級向けのPINAがシードで300万ドル。

インドネシアの投資アプリ企業が、次々に資金調達を成功させて、投資活動が活発になっていることを知っていますか?

今回は、なかでも中流〜上流階級向けの投資サポートアプリで資金調達を成功させたPINAについて解説します。

https://pina.id/

中〜上流階級ターゲットの投資アプリPINA

これまでのインドネシアの投資アプリは、低価格で初心者の投資家を集めて、お金を預けてもらうことにフォーカスしてきました。

しかし、PINAはターゲットを中流〜上流階級に絞り、彼らに資金管理サービスを提供する点で他とは異なります。

インドネシアの中〜上流階級層はおよそ5200万人。

新規投資家むけの既存サービスではなく、資金管理を一括して行えるプラットフォームを彼らに提供します。

https://pina.id/

Y Combinatorなどから300万ドルのシード調達。

2022年7月、PINAは300万ドル(約4億円)をシードステージで調達しました。投資家は、AC Ventures、Vibe VC、Y Combinatorなどを含みます。

PINAは2021年に、Van Leeuwen(ヴァンレーウェン)氏によって創設されました。創設のきっかけは、彼自身の財政上の問題を解決するためだったといいます。

富裕層は余裕があるため、多額の報酬の見返りに専門家から多くの情報を得られますが、資産の少ない若年層は、支払える報酬が少ないため、十分なアドバイスが受けられないという課題がありました。

ヴァンレーウェン氏はインドネシアの金融関係で働いていましたが、既存のサービスが変化する見込みがないと判断し、創設に至ったのです。

PINAは、専門家に報酬を支払う余裕のある人たちだけでなく、インドネシアの全ての人たちに財政的なアドバイスを提供することを目的としています。

https://incubees.com/indonesia-based-pina-secured-undisclosed-amount-in-funding/

【他との違い】資金管理プラットフォームで、パーソナライズされた財務アドバイス

PINAは資金管理に必要な全てをひとつのプラットフォームにまとめます。
手頃な価格で、パーソナライズされた財政アドバイスを提供する点で、他社と差別化しています。

【PINAの利用手順】

  1. ユーザーが貯蓄と投資の目標を設定
    • 投資目標、期間、リスク許容度、優先順位など
  2. 自動分散ポートフォリオが作成
    • 低コストの投資信託に投資される
  3. 自動でバランスをとりながら運用
    • ユーザーの目標に合わせて購入・販売

ユーザーは、銀行口座や電子ウォレット、年金などの全ての財務アカウントをアプリにリンクして、毎月のキャッシュフローを確認できます。

また、カスタマイズされたアドバイスを受けとったり、認可されたファイナンシャルアドバイザーへの相談も可能です。

こうした資金管理ツールやアドバイザーの利用は無料で、PINAを通じて投資するときに課金される仕組みとなっています。

https://pina.id/

インドネシア経済と投資アプリ。

近年、インドネシアの投資アプリサービスが相次いで資金調達を成功させています。

Pintu(3500万ドル、シリーズA+)、Ajaib(6500万ドル、シリーズA)、Pluang(2000万ドル、シリーズB-)、Bibit(3000万ドル、シリーズA+)などが例にあげられます。

そして出資しているのは、Y Combinator、Sequoia Capital India、Ribbit Capitalなどの世界的に有名なファンドです。

インドネシアで投資をしている人口はまだかなり少ないですが、パンデミックの影響などにより財務管理への関心が高まり、投資家が増加していることが背景に考えられます。

またインドネシアは世界4位の人口を有し、古くから盛んな農作物や天然資源の輸出に加えて、2000年以降はGDP成長率が上昇を続けています。

首都のジャカルタにはASEAN本部が設置されており、インフラ整備も課題ですが、若年層が多く、今後の経済発展が期待される国のひとつです。

世界から注目の集まるインドネシアの成長を、今後もチェックしておいた方が良いでしょう。

参考:PINA offers wealth management for Indonesia’s growing middle- to upper-class – TechCrunch
 https://news.mynavi.jp/kabu/indonesia-stock/

アフリカEdTech|黒人ヒーロー「スーパーセマ」のKukuaが600万ドルを調達。

考えてみれば、キャプテン・アメリカやスーパーマンなど、スーパーヒーローは当たり前のように白人だったのではありませか?

そんな観念に疑問を呈す、アフリカ発のスタートアップが資金調達を成功させました。アフリカのEdTechにも注目です。

アフリカの子どもたちに黒人ヒーローを。

Kukua

2022年6月、アフリカ初のアニメスーパーヒーロー「スーパーセマ」フランチャイズのKukuaが、シリーズAで600万ドル(約8.1億円)の資金調達に成功しました。

投資は、2021年にナイジェリアのEdTech「uLesson」にも投資したTencentが、イタリアを拠点とするVC Alchimiaと共同で行いました。

その他の投資家は、EchoVC、firstminute Capital、Auxxo Female Catalystが含まれます。

※EdTechとは、教育(Education)とテクノロジー(Technology)を組み合わせたことばで、教育を支援するテクノロジーを用いた仕組みやサービスを指します。

主人公はアフリカの10歳の女の子。

Kukua

スーパーセマは、10歳のアフリカの女の子(スーパーヒーロー)が主人公の物語。

創造性や決断力、チームの統率力を兼ねそなえた彼女が、科学技術や工学、数学やアートを利用して、悪役ロボットと戦います。

学問領域を飛び越えて問題解決能力を養い、ポジティブなアフリカ女性のロールモデルを持ってもらうために創業されました。

創設者のビシニャーニ(Lucrezia Bisignani)氏は白人ですが、家族でアフリカや世界中を広く旅するなかでグローバルな感覚を育み、黒人キャラクターを生み出すに至ったといいます。

映画ブラックパンサーを背景に。

しかし、黒人キャラクターの必要性や魅力を投資家に理解してもらうのがむずかしく、資金を得るのは簡単ではありませんでした。

そんな折、マーベル初の黒人ヒーロー映画「ブラックパンサー」が2018年に公開され、脚光を浴びました。

これが後押しとなり、Kukuaは同じ年にアフリカに焦点を当てたEcho VCや他の投資家からシードで250万ドル(約3.4億円)の資金調達に成功しました。

(C)Marvel Studios 2017

Youtube配信でも大ヒット。

2021年3月に、Youtubeはスーパーセマの配信権を取得し、Youtube Originalsで最初のシーズンを配信し始めました。

これは4,000万回以上の再生数を記録する大ヒットで、次のシーズンも2022年6月より公開されています。

4〜8歳をターゲットユーザーとしていますが、視聴者の60%以上はアメリカで、つづいてイギリスとケニアで最も視聴されています。

アフリカの主要テレビ局でも放映が開始され、アメリカへの進出もはかっています。

次なる目的地はメタバース。

スーパーセマの世界でストーリーをより魅力的に楽しんでもらうために、Kukuaはメタバースの導入も検討しています。

同社は最新のメディアやテクノロジーを活用し、キャラクターと継続的に遊べるような没入できる体験を提供したいと語っています。

その為に、世界最大のゲームベンチャーファンド「Makers Fund」のパートナーであるMatthew Ball氏を取締役会に任命しました。

調達した資金や同氏のサポートをもとに、Kukuaの次なる拡大が期待できそうです。

アフリカのEdTechに注目。

Kukuaは「edutainment = education(教育)+entartainment(娯楽)」をテーマとしていますが、アフリカでは今、eラーニング市場が急速に拡大しています。

www.expertmarketresearch.com

アフリカのeラーニング市場は2020年に約1億5,600万ドルの価値に達しました。業界は、2021年から2026年の間に年平均36.5%で成長し、2026年までに約10,9億1,700万米ドルの価値に達すると予想されます。

アフリカは経済発展に伴い、教育システムの構築が課題とされてきました。

しかし情報通信技術の発達と、コロナ禍によるオンライン教育の需要の高まりによって、eラーニング市場が成長を続けています。

まとめ

南アフリカではスマートフォンの普及率が90%を超え、さらなる成長が期待できるアフリカ市場。

海外のICT(情報通信技術)企業も進出しており、今後の発展が期待できると言えるでしょう。

アフリカのスタートアップ企業や市場の成長拡大に注目が必要です。

参考:https://www.expertmarketresearch.com/reports/africa-e-learning-market
https://techcrunch.com/2022/06/29/kukua-creators-of-super-sema-raises-6-million-led-by-alchimia-and-tencent/

ETFをわかりやすく!株式投資・投資信託との違い

つみたてNISAでも選べる「ETF(上場投資信託)」ということばを、何となく耳にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか?

本記事では、ETFについて株式投資や投資信託との違いについて、分かりやすく解説します。

初心者の方はここだけ

ETFは、投資信託と似ていて初心者でも運用しやすい。

つみたてNISAでも利用できるが、証券会社が限られるためムリに選ばなくてOK。

ひとこと説明

ETFは、自分で売買しやすい投資信託。

投資信託のようにリスクを分散でき、細かい運用は必要ないが、取引のタイミングが1日1回の投資信託に対して、ETFはいつでも売買できる。

ETFを簡単にいうと?

自由に売買できる「株式」と、運用を任せられる「投資信託」の間をとった商品。

ひとつ買うだけで複数の株式を含むため、分散投資できる。株価の指数に自動で連動する仕組みのため、自分で運用する必要がない点がインデックス型の投資信託と同じ。

ふつうの投資信託は上場された株式を含んでいるが、投資信託そのものは上場されていない。

しかし、ETFはさまざまな株式を含む金融商品でありながらも、株式のように上場されている。

東証マネ部!|ETFのキホン

個別の株式と同じ場所で、株式がセットになったパッケージが売られているようなもの。

ファンドを通して1日1回しか取引できない投資信託とちがい、株式のように自由なタイミングで売買できる。

そのため、ETF (Exchange Traded Fund)「上場投資信託」と呼ばれる。

株式とのちがい

  • 株式はひとつ
  • ETFは複数の株式を含む

どちらも上場されており、取引所で売買できる。

  • 株式は、会社の価値で変動する
  • ETFは、複数の株式の平均値に沿って連動する

ETFは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、NYダウなどの選んだ指数に連動して運用されます。

例)企業225社の平均指数である日経平均株価を選ぶと、ETFは日経平均株価に合わせて増減する。

日経平均が10%上がれば、ETFも買った金額に合わせて10%増加する。

指数と増減が一致するということは、指数を構成する全ての企業の株式を、同じ割合で保有していることにもなります。

つまり、ETFでは選んだ指数を構成する企業全てに分散投資できるので、リスクが軽減されるということです。

ETFと一般の投資信託の違い|OKB証券

投資信託との違い

  • 投資信託は1日1回の取引
  • ETFはいつでも取引

ETFは、株と同じようにリアルタイムで取引が可能なため、価格変動を見ながら自分のタイミングで購入できます。

  • 投資信託はコストが高い
  • ETFはコストが低い

ETFの方が、一般に売買手数料が低くおさえられます。

また信託報酬(保有期間中にかかる費用)もETFの方が低い傾向にあります。

理由は、投資信託では購入した金融機関に手数料を支払いますが、ETFは市場で購入するため窓口機関への支払いが必要ないからです。

EFTのメリット(特色)|NEXTFUNDS

ETFのメリット

  • 簡単に分散投資できる
    • たくさんの株式を含むためリスク分散
  • いつでも売買
    • 取引所の時間内(9~11時、12.5~15時) 
    • 投資信託は1日1回
  • 自動で運用されるため手間がない
    • 指数に合わせて連動する仕組み
    • 企業調査や株式の購入が不要
  • コストが低い
    • 投資信託より信託報酬が安い

ETFは投資信託よりも、売買のタイミングなどの自由度が高く、なおかつ手数料も安い、初心者におすすめの商品です。

自動で指数に連動するため、運用の手間がかからず、リスクも分散されて安心です。

ETFのデメリット

  • 売買は自分で行う
    • 積立可能な場合もある
  • 分配金が自動的に再投資されない
  • 指数と市場の価格にギャップ

ETFは自分のタイミングで取引できる分、売買は自分で行う必要があります。

ただし、自動で積み立てられる場合もあるので、事前に確認しましょう。

また、投資信託では分配金を「受けとる」か「再投資」するか選ぶことができますが、ETFではそのような仕組みはないため、再投資する場合は自分で行う必要があります。

そしてETFには、投資信託として「指数」に連動する価格と、買う人の多さで決まる「市場」価格という2つの価格があります。

価格に大きな差は生まれにくい仕組みとなっていますが、両方の価格をしっかりと比較して取引する必要があるでしょう。

つみたてNISAで、ETFは選べる?

プロが教える米株でのiDeCo、NISA活用法|東洋経済オンライン

つみたてNISAでもETFを選べます。

ただし金融庁の要件が厳しいためか、つみたてNISAで選べるのは7つのETFのみ。購入できるのは大和証券だけです。

口座開設数が多く手数料も安いSBI証券楽天証券などの、NISA口座開設におすすめの証券会社でも購入できません。

つみたてNISAは、信託報酬などの手数料が安い投資信託だけをそろえているため、つみたてNISAではあえてETFを選ぶ必要はないと言えるでしょう。

一般NISAでは多くのETFが選べるため、一般NISAの方はETFをぜひ検討してみてください。

まとめ

ETFは、投資信託のように手軽に分散投資できて、株式のように売買がしやすい便利な商品です。

一般NISAでも選べて、指数に連動するため運用の手間もかからないので、ぜひあなたの資産形成に役立ててみてください。

参考:https://nextfunds.jp/semi/article1-1.html
https://www.nikkoam.com/products/etf/about
https://www.bridge-salon.jp/toushi/etf-basic/
https://oneinvest.jp/etf-toushin-chigai/#i

そもそも投資信託って?株式投資との違いをわかりやすく

つみたてNISAや投資など、でよく目にする「投資信託」というフレーズ。

どんな仕組みで株式投資と何が違うのか、気になったことがある方もいるのではないでしょうか?

本記事では、投資信託の仕組みや株式投資とのちがい、どんな人におすすめか、NISAとの関わりなどについて、わかりやすく解説します。

初心者の方はここだけ

投資の初心者の方は「投資信託」から始めてみましょう。

少額から始められて、リスクが少なくプロに運用を任せられるので、おすすめです。

つみたてNISAで選べるのは全て投資信託で、一般NISAでは株式投資と投資信託のどちらも選ぶことが可能です。

ひとこと説明

  • 投資信託
    • プロに任せてリスクを分散させた投資
  • 株式投資
    • 自分で運用して大きなリターンを目指す

投資信託とは

投資信託とは?|楽天証券

投資信託(ファンド)とは、お金を投資のプロに渡して代わりに運用してもらう仕組みのことです。

運用のプロが投資家からお金を集めて、株式や債券などさまざまな投資先に投資して運用し、投資したお金の量に合わせて利益を分配してもらえます。

元本を保証されている商品ではありませんが、少額からリスクを抑えて始められる、初心者におすすめの金融商品のひとつです。

株式投資との主なちがい

みらいのおかねガイド|三井住友銀行

《投資信託》

  • プロに任せて運用してもらえる
  • 任せる分、手数料がかかる
  • 少額から始めてリスクが少ない

《株式投資》

  • 自分で株式を選んで運用
  • 手数料がおさえられる
  • リスクはあるが、短期間でリターンが見込める

大まかな違いは上記のようになります。これから詳しく見ていきましょう。

運用の仕方

投資信託では、口座を開設する金融機関と、運用を任せるファンドを選べば、細かな投資先や運用はプロが行ってくれます。

選んだファンドに様々な投資先が含まれているというイメージで、料理に例えれば具沢山の炒め物のようなもの。

一方で株式投資では、自分でひとつひとつの株式や債権などを選んで運用するため、素材から自分で選んで調理するように、知識や経験が必要とされます。

みらいのおかねガイド|三井住友銀行

手数料

  • 株式投資
    • 売買手数料(0円〜)
  • 投資信託
    • 購入手数料(0円〜)
    • 信託報酬(0.1%程度)
    • 信託財産留保額

株式投資は自分で運用しますが、投資信託はプロに運用してもらうため、その分手数料がかかります。

「信託報酬」というのは、保有している投資信託にかかる手数料のことで、運用している期間はかかり続けます。

手数料はファンドや金融機関によってもことなりますが、SBI証券楽天証券は、売買手数料や購入手数料が0円となっているのでおすすめです。

ファンドを選ぶ際に、手数料を確認するようにしましょう。

リスクとリターン

投資信託と株式投資はどちらも投資なので、元本の保証はありません。

ただし、投資信託の方がリスクが小さく、リスクを負う株式投資の方がリターンが見込める傾向にあります。

  • 株式投資
    • 短期間で大きな利益
    • 金額単位が大きい(目安10万〜)
    • ハイリスク・ハイリターン
  • 投資信託
    • 長期でゆるやかに上昇
    • 少額からできる(最低100円〜)
    • ミドルリスク・ミドルリターン

株式投資の方が取り扱う株の単位が大きくなるため、必要資金も多くなる傾向があります(10万円程度〜)一方で投資信託は最低100円から少額投資が可能です。

株式投資は短期間で大きな利益を得られる可能性もありますが、投資信託はリスクを全体に分散してしまうため、一度に大きな利益は得にくくなっています。

小分けにしたリスクの小さい商品を買う投資信託と、大きい単位でリターンとリスクのある商品を買う株式投資というイメージです。

みらいのおかねガイド|三井住友銀行

株主の権利(優待・配当金)

株式投資では企業に直接、出資する形となり、オーナー(株主)としての権利を得られます(株主優待、配当金)

一方で、投資信託はプロが仲介となって運用し、直接企業に出資しているわけではないため、そういった株主としての優待は受けられません。

NISAと投資信託

つみたてNISAの方は、自動的に選べるものは全て投資信託となります

一般NISAの場合は、株式投資と投資信託から選ぶことが可能です。

初心者の方は、つみたてNISAの投資信託から選ぶことをおすすめします。
おすすめの銘柄などはこちら

まとめ

投資信託と株式投資のちがいについてご理解いただけたでしょうか?

投資信託は、手数料はかかるものの、リスクを分散して少額からプロに任せて運用できる、初心者の方にもやさしい仕組みです。

つみたてNISAなどの非課税枠での利用も可能なので、ぜひこの機会に運用を検討してみてください。

参考:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/learn/about/
https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/
https://www.smbc.co.jp/kojin/special/moneyguide/asset-management/column/009/

REIT(リート)って何?不動産投資信託について解説

株や投資を学ぶなかで、REITという単語をたびたび目にすることがあるかもしれません。

以前のNISAの記事で、バランス型ファンド(複合資産型)の箇所にも登場しました。

この記事では「REIT(不動産投資信託)について分かりやすく説明します。

REITって何?

簡単にいうとREATとは、株式の投資信託と不動産投資をひとつにしたような商品のことです。

お金を投資して、専門家に代わりに不動産を運用してもらい、その利益を受けとります。

一般社団法人 投資信託協会

REIT(リート)とは、"Real Estate Investment Trust" の略称で、「不動産投資信託」のことを指します。※1

通常の投資信託では、専門家が色々な「企業」に対して投資や資金運用を行いますが、REITでは、専門家が「不動産」の購入や運用を行う点で異なります。※2

投資家は、REITの投資証券(株券のようなもの)を購入し、分配金という形で利益を受けとります。

※1 アメリカで生まれた仕組みのことで、日本のREITは特に「J-REIT」と呼ばれます。
※2 厳密には、不動産投資法人が窓口となり、運用は資産運用会社が行います。

REITと不動産投資との違い

不動産投資との大きな違いは、多額のお金をかけて不動産を購入する必要がない点と、自分で運用する手間が省ける点です。

通常のマンションを購入する場合などは、数千万以上という多額の資金が必要ですが、REITは少額からでも証券を購入するという形で、不動産からの収入を得ることが可能です。

また不動産を所有してオーナーとなった場合、情報収集から物件の視察、運用などが必要ですが、REITは専門家が運用してくれるため、運用に手間をかける必要がありません。

REITのメリット

  • 利益率が高く安定している
  • 少額から始められる
  • 手間がかからない
  • 複数の不動産に分散投資できる
  • 不動産投資よりも売買しやすい
  • インフレに強い

REITの全体イメージは理解していただけたでしょうか?ここからはREITを選ぶメリットについて詳しくお伝えします。

利益率が高く安定している

REITは長期間にわたって安定して賃貸収入を得られる不動産に投資しているため、比較的に安定して分配金(利益)を得られます。

また株式投資と比べて、比較的高い分配金を得られることも特徴的です。

通常の株式投資の配当金は、企業の法人税と次期の賃金などを踏まえて差し引かれた額となっています。

一方でREITは、ほとんど利益から引かれることなく分配されます。

それは投資法人が利益の90%以上を分配すれば、法人税がほとんどかからない仕組みとなっているからです。

https://www.smbc-card.com/like_u/money/reit.jsp

少額から始められる

前述の通り、通常の不動産投資では多額の資金が必要ですが、REITでは証券化(小分けして買えるように販売)されているため、数万〜数十万円で取引が可能です。

また通常の不動産売却では数ヶ月かかりますが、REITでは証券口座から株式と同じように売買ができるため、代金をすぐに受けとれることもメリットの1つです。

手間がかからない

REITは銘柄を選ぶだけで、不動産を運用する手間がかかりません。

不動産運用のプロが、不動産選びから購入、入居者募集からメンテナンスまでを全て行ってくれます。

現物の不動産購入の場合も運用を委託することは可能ですが、意思決定しなければならないことが大変多く労力が必要です。

またREITで不動産の運用状況は、決算書類からチェックできるので安心です。

複数の不動産に分散投資できる

REITで運用する不動産は、ホテルやマンション、オフィスビルなど複数の不動産を含んでいます。

その為、1つの商品を選ぶだけで、複数の不動産に分散投資を行えることもメリットと言えるでしょう。

インフレに強い

インフレになって物価が上がり、円の価値が下がっても、不動産の資産価値や賃貸料は上昇する傾向にあります。

それに伴い、分配金や売却益の増加にもつながります。

REITのデメリット

  • 価値や収益が変動するリスク
  • 投資法人の倒産・上場廃止のリスク
  • 配当控除されない
  • 現物の不動産は所有できない

これまでメリットを解説してきましたが、REITも投資商品の1つであるため、リスクやデメリットがないわけではありません。

デメリットを理解した上で、運用についてぜひ検討してみてください。

価値や収益が変動するリスク

REITは不動産市場や金融市場の影響を受けやすく、高くなりやすい分配金も確約ではありません。

以下のような要因で、価値や収益が変動するリスクがあります。

  • 金融、不動産市場の動向
  • 不動産投資法人の経営状況
  • 地震や自然災害
  • テナント退去や賃貸料の未納
  • 不動産価格の下落
  • 分配先増加で、1口あたりの分配金が減少
  • 法律、税制度などの変更
  • 金利変動

上記のようなリスクは、REITが発行する目論見書や決算書類にも詳しく記載があるので、投資する際はよく確認しておくと良いでしょう。

投資法人の倒産・上場廃止のリスク

一般の企業と同じように投資法人も倒産してしまうリスクがあります。

保有する不動産そのものの価値はなくならないので、売却することでお金の一部または全額が戻ってくる可能性もあります。

またREITは証券取引所に上場する証券の1つのため、取引所の上場に相応しくないという廃止基準に該当してしまった場合、取引が終了してしまうリスクがあります。

配当控除されない

株式における分配金は、すでに法人税が課税された後のお金を分配されているため、分配金に課税すると二重課税となってしまいます。

そのため通常の株式では、配当金に対して配当控除が行われますが、REITは法人税がかかりにくい仕組みのため、配当控除がされず、配当金に対して課税されてしまいます。

現物の不動産は所有できない

REITで多額の出資をしても、実際に不動産を所有することはできません。

運用にかかる労力と手数料との兼ね合いなどを考え、自分に合った運用方法を選ぶことが大切です。

REITの2タイプ

REITは大きく2つに分けられ、住居やホテルなど、特定の用途の不動産に投資する「単一用途特化型REIT」と複数の用途をもつ不動産に投資する「複数用途型REIT」があります。

不動産の用途によって特徴や利点は異なるため、単一用途特化型を選ぶ際はしっかりとした下調べが必要です。

初心者の場合は分散投資ができる複数用途型を選ぶと良いでしょう。

https://www.smbc-card.com/like_u/money/reit.jsp

REITはNISAでも選べる?

REITは証券口座を開設することで、購入が可能となります。

配当金は株式と同じように約20%が課税されますが、NISA口座の限度額内であれば税金がかかりません。

REITはNISAの対象となっており、一般NISAでは個別株式を選べるため購入が可能です。

特定と複数型の銘柄もあるので、どちらも選ぶことができます。

つみたてNISAの場合はREITを中心とした株式はありませんが、バランス型ファンド(複合資産型)の一部としてREITを組み入れている株式を選ぶことは可能です。

まとめ

現物の不動産投資よりも少額から始められ、利回りもよく安定しているREITについて、さまざまなメリットやリスクを解説してきましたが、ご理解いただけたでしょうか?

まずは、つみたてNISAの非課税枠などを活用して始めてみるのもおすすめです。

ぜひREITをあなたの資産形成に役立ててみてください。

参考:https://www.smbc-card.com/like_u/money/reit.jsp
https://www.smtam.jp/pickup/reit/outline/
https://mansionkeiei.jp/column/35738