最近よく聞くNISAということばですが、そもそもNISAとは一体なんでしょうか?
この記事ではNISAについて分かりやすく解説します。
NISAとは投資制度の1つ
そう、NISAは『投資をする時に利益が出ても税金払わなくてもいい』という、投資制度のひとつなのです。
通常の投資は、株や投資信託を買って、その価値が上がったら売却して利益を得ますが、利益の20%は税金として納めなくてはいけません。
その20%の税金が丸ごとなしになるのが、NISAの制度なのです。
でも投資ってこわくない?利益は出るの?
投資と聞いて、本当にお金を預けていいのか心配になる方もいるかもしれません。もちろん、預けたお金が減ってしまうリスクはあります。
ただし、
- 投資額に制限があるためリスクは小さい
- いつでも引き出せる
- 国民に安定的な資産形成を促す金融庁の取組み
のためリスクは少なく資産形成につなげることができます。
NISAのメリット
実際に、NISAで投資するどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
1.貯金よりも資産を増やせる
金利が下がっている今、預貯金で資産を増やすことは難しくなっています。
貯金で銀行に預けたお金が減ることはありませんが、円安などの経済状況にともない価値が下がってしまう可能性はあります。
NISAでは、お金が減ってしまうリスクがゼロではありませんが、資産を増やしていくことができます。少額から将来の資産形成に向けて準備を進められるでしょう。
2.初心者でも安心して始められる
NISAの中にも種類があり、中でもつみたてNISAは初心者でも安心して投資が始められる制度となっています。
- 投資のことがわからなくても自動で運用してもらえる
- 金融庁が「長期・積立・分散」投資に向いていると認めた商品のみで運用される
しっかりと分散投資されてリスクが少なく、手数料が低くて、運用が安定している商品を選んでくれるということです。
つみたてNISAは最低100円から始められるので、少額から始めてみるのも良いでしょう。
3.利益が課税されない
NISA最大のメリットとも言える非課税は、かなり大きな利点です。
例えば100万円の利益が出た際に、これまでは20%を税金で納めて80万円を受けとっていたのが、NISAであれば100万円丸ごと利益を受けとることができます。
NISAの種類(2024年度)
NISAには主に一般NISAとつみたてNISAがあり(※1)非課税になる投資額と期間がそれぞれ異なります。
一般NISA:年間非課税枠 122万円 非課税期間 5年間 (※2)
つみたてNISA:年間非課税枠 40万円 非課税期間 20年間
コツコツと長期的に投資をしたい方はつみたてNISA、自分でしっかりと運用して短期間で利益を出したい方は一般NISAがおすすめです。
※1 ジュニアNISAは2023年度末に終了。
※2 一般NISAの限度額は2023年度末までは120万円。
まとめ
2024年からNISAの制度が改定されるため、新しい制度に基づいた情報を執筆させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
初心者でも少額から始めて資産形成につなげられるNISAの制度をぜひ活用してみてください。
次回は、一般NISAとつみたてNISAのちがいについて詳しく解説します。
参考:NISAとは? : 金融庁
一般NISAのポイント : 金融庁
https://www.smbc-card.com/like_u/money/nisa.jsp