利益が非課税になり、初心者でも運用できる資産形成におすすめのつみたてNISAですが、実はとっても簡単に口座開設して始めることができます。
1人で1つの口座、年間40万円まで限度額があり、つみたてNISAか一般NISAのどちらかしか開設できないため、自分に合った方を選びましょう。
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本記事では具体的な5つの手順とNISAの始め方について解説します。
簡単5ステップと必要書類
- 口座開設
- 必要書類の提出
- 審査
- 商品を選ぶ
- 積み立て金額の設定
NISAの口座開設はさほどむずかしくなく、必要書類も多くありません。
金融機関や商品などは選ぶのがむずかしく感じるかもしれませんが、おすすめの機関や商品を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 金融機関を選んで口座開設
つみたてNISAは証券会社や銀行などの金融機関で口座開設ができます。まずはどの金融機関にするかを選びましょう。
どの金融機関を選べば良いのかは人によって異なりますが、ここでは初心者の方にも安心の大手ネット証券をいくつかご紹介します。
- 多くの人が選ぶ「SBI証券」
- 口座開設数 800万以上
- 毎月100円から積み立て可能
- 特に三井住友カードの利用者はおすすめ
- クレジットカードのポイント+Tポイントも貯まってお得
- 楽天ユーザーにおすすめの「楽天証券」
- 楽天カードで最大1.0%の還元
- ボーナスで貯まる楽天ポイントでお買い物や投資も可能
- 口座開設数 600万以上
上記のどちらも安心大手の証券会社でユーザー数も多くおすすめです。
もし他の証券会社が気になる場合は、以下の3つの証券も参考にしてみてください。
サポートの手厚い「松井証券」
- 初心者にもやさしい三つ星のサポート評価
- 毎月ポイントまたは現金還元あり
- 歴史ある証券会社
- 松井証券なら運営管理手数料0円
- Pontaポイントが貯まる「auカブコム証券」
- auユーザーならポイント還元率UP
- au PAY決済で Pontaポイント還元
- スマホで簡単投資なら「LINE証券」
- スマホ取引しやすいデザイン
- 毎月1,000円から積み立て可能
- LINEポイントで投資できる
- スマホで本格投資するなら【LINE証券】
申し込みはネットから簡単に手続きができるので、ぜひ気になった証券会社のサイトから申し込みを行ってください。つみたてNISAは年に1度、口座変更することも可能です。
2. 必要書類の提出
- 本人確認書類
- 運転免許証、保険証など
- マイナンバー書類
- マイナンバーカード、通知カードなど
つみたてNISAの口座開設のために必要な書類は上記の2つのみです。
金融機関の口座申し込みサイトから、スマホで撮影した画像を送信するだけで良い場合がほとんどなので、簡単に申し込みが可能です。
3. 審査
- 満20歳以上の国内居住者かどうか
- 申し込み年の1月1日時点
- 申し込み内容と書類情報が一致しているか
主に上記の2点を金融機関や税務署に審査されます。
2週間から数ヶ月ほどで口座開設され、口座開設通知が簡易書留で送られてきます。(窓口で申し込んだ場合、窓口で伝えられます)
オンライン申し込みの場合、通知にID・パスワードが記載されているので、取引を開始しましょう。
4. 投資する銘柄を選ぶ
いよいよ取引きを開始して、投資する銘柄(株式)を選びましょう。
ただ銘柄を選ぶポイントはいくつかあるので、ここではまず初心者の方におすすめの銘柄を2つ紹介します。
初心者におすすめの2大銘柄
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- SBI証券で1番人気
- 世界最大級の運用会社を通じて米国500企業に投資
- 自動運用のインデックス
- 信託報酬(手数料)が最安
- リターンが良い
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 初心者がチャレンジしやすい
- 自動運用のインデックス
- 日本を含む先進国と新興国の株式等へ投資
- 信託報酬が低くパフォーマンスも良い
- 大型・中型株へ投資
上記の2つは、つみたてNISAで銘柄を選ぶポイントをクリアしたおすすめ株なので、まずは投資を始めてみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
これから具体的な選ぶポイント3つについて解説します。
銘柄を選ぶポイント3つ
- インデックスファンドを選ぶ
- 信託報酬が低い
- 純資産総額が大きい
上記の3つがつみたてNISAの銘柄を選ぶ基準となります。
1. 自動運用のインデックスファンド
そもそも、つみたてNISAは以下の3タイプに分かれます。
- 投資信託(インデックス型)
- 投資信託(アクティブ型)
- ETF(上場投資信託)
簡単に言うと、「投資信託」は運用を自動操縦か専門家に任せて行ってもらえますが、「ETF」は自分で運用する必要があるので、初心者の方は投資信託を選びましょう。
そして投資信託はさらに「インデックス型」と「アクティブ型」の2つに分けられます。
インデックス型は、株価の動きに合わせた自動運用のためコストが安く、アクティブ型は、専門家に運用を任せるためコストが高いことが特徴的です。
アクティブ運用で専門家に任せるとリターンが出やすくなる可能性もありますが、長期的に見るとコストをおさえたインデックス型を選ぶと良いでしょう。
2. 信託報酬(手数料)が低いと長期的にお得
信託報酬とは、投資信託の運用にかかる手数料のことです。
長期的に運用するなかで、信託報酬にかかるお金は大きな差を生みます。
特に自動運用のインデックス型はパフォーマンスにそれほど差がないため、信託報酬の安い銘柄を選びましょう。
3. 純資産総額が大きい人気商品
純資産総額が大きいほど、投資家から人気がある銘柄です。
純資産総額は銘柄の規模を表しているため、額が大きいほど投資家からの支持を集めていると言うことになり、安定的な運用を見込めます。
Q. 株式100%型か複合資産型か
つみたてNISAの銘柄は大きく2つの銘柄に分けられます。
全てを株式に投資して利益を重視する「株式100%型」と株式のほかに債券やREIT(不動産)などを組み合わせてリスクを分散させてバランスをとる「複合資産型」とがあります。
株価が下がると債券が上がるというような相関もあり、リスクを分散させてバランス良く運用できる複合資産型もおすすめですが、初心者の場合はまず1つのファンドを選んで運用することから始めてみると良いでしょう。
これまでの条件を満たし、初心者におすすめの銘柄が最初に紹介した「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」ですが、興味のある方はぜひ調べてみてください。
5. 積み立て金額の設定
毎月の積み立て金額を決めて、いよいよ運用を開始しましょう。
金融機関にもよりますが、100円からでも積み立てを始められるので、無理のない範囲で金額を設定しましょう。
金額を決めると「目論見書」という投資信託の取扱い説明書のようなものが表示されるので、確認してチェックを行いましょう。
あとは毎月決めた金額を口座やクレジットカードから引き落とされ、自動で積み立てられていくので、特別な手続きは必要ありません。手続きお疲れさまでした。
まとめ
NISAはネット証券などを利用すれば簡単に口座開設が可能で、活用できれば大変お得ですが、金融機関選びや銘柄選びなどむずかしく感じてしまう点もあると思います。
本記事では、初めて投資を始める方や長期的に安定した運用を続けたい方向けにおすすめ口座や銘柄を紹介しましたので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
手続き自体はとてもシンプルで少額から始められるので、まずは試しに小さく始めてみることもおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/start/index.html
https://www.a-tm.co.jp/top/securities/nisa/tsumitate-start/#b06ba1517a822181https://www.dcnenkin.jp/media/3191/