ナイジェリアの賃貸システムでは、1~2年分の家賃を前払いしなければならず、初期費用が非常に高いため物件探しが困難であった。また家主側も、住居人の強制退去の法的手続きには6~12ヶ月を要するため、信頼できる貸借人を見極めるのに苦労していた。
そこでSmall Smallは、貸借人が毎月家賃の支払いができ、家主が信用できる貸借人と契約できる仕組みを提供する。貸借人は家計管理を改善し、家主は10~15%の手数料を支払うことで賃借人の信用を精査でき、契約破綻を防ぐことができる。
同社は毎月25,000件以上の契約を処理しており、貸借人は120万ドル以上の仲介手数料を節約し、家主は150万ドル以上の損害を回避できたという。ナイジェリアでは需要が供給を大幅に上回る住宅不足であり、同社も待機人数と比べサービス提供が追いつかない状況である。
同社はアフリカ最初のproptech(不動産テック)スタートアップであり、競合企業のKwaba、Muster 、Spleetなども同月にシードラウンドを発表している。
資金調達
調達額:300万ドル(株式200万ドル・負債100万ドル)
シードラウンド
調達先:Oyster VC、Asymmetry Ventures、Vivaz、Niche Capital、(個人投資家)Sean Fannan(Chartboost)、Adam Meghji(Universe)、Jimmy Ku(Flutterwave)、Samir Goel(Esusu )、Wemimo Abbey、Jason Njoku(Iroko)、Tunde Kara(Vendease)など
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