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スーパーアプリYassirが1億5000万ドルを調達し、アフリカの巨大な金融市場に参入へ。

アルジェリア発のYassir は、「配車」や「食料品の配達」とその「支払い」を行うスーパーアプリを提供する。6カ国に800万人以上のユーザーがおり、北アフリカ最大のスタートアップを自称している。

 

注目すべきは、同社の主な目的は「モバイルバンキング」であることだ。

アフリカ大陸の人口の57%は銀行口座を持っておらず、CEOはその理由が『銀行システムを信頼していないから』と考えた。

そこで配車や食料配達など、日常生活で支払いを要する場面のニーズを満たすことによって、ユーザーの信頼を獲得し、決済サービスの利用へと繋げようとしたのだ。

 

シリコンバレーで15年間働いた同社のCEOは、アフリカの金融市場に大きな可能性を感じており、今後は会社規模を3倍以上にすると述べている。

 

資金調達

調達額:1億5000万ドル(約222億円)

シリーズBラウンド

調達先:Bond、DN Capital、Dorsal Capital、Quiet Capital、Stanford Alumni Ventures、Y Combinatorなど

 

元記事・画像引用

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